「労力や手間をかけたくない」「他人に貸すことに不安がある」
費用はかかりますが、こちらについても解決可能です。
賃貸の場合と、売却の場合とあります。
賃貸の煩わしさは、管理委託契約をすると解決できます
まずは、賃貸です。
賃貸の場合は、不動産業者へ管理を委託することで解決できます。
一般的に賃貸の場合には、
・ 不動産屋に仲介のみを依頼するパターン
・ 不動産屋に仲介、管理の両方を依頼するパターン
の2パターンがあります。
■ 不動産屋に仲介のみを依頼するパターン
仲介のみをご依頼の場合は、
物件の広告活動→案内→契約書の作成・手続き→鍵渡し
までが、仲介の不動産屋の業務範囲になります。
不動産業者の仕事は、住みたいお客様を探して、住んでもらうまでの範囲です。
実際に入居された後の管理業務は、全て貸主様の仕事になります。
貸主様が行うことは「入居中のクレーム対応・滞納家賃の督促・退去時の敷金の精算」など、多岐に渡ります。
この中でも、賃料の支払いの催促やクレーム対応は、人によっては非常にストレスのかかる仕事です。
少なくとも私はやりたいと思ったことはありません。
■ 不動産屋に仲介、管理の両方を依頼するパターン
仲介と管理の両方を依頼する場合は、
物件の広告活動→案内→審査→契約書の作成・手続き→鍵渡し→賃料の入金確認・滞納時の督促・クレーム対応→退去時の立会・敷金精算
までが、不動産業者の業務範囲になります。
ほぼ全ての業務を不動産業者が貸主様の代わりに行うことになります。
「手間や労力よりもお金」という方以外は、不動産業者に管理を委託してしまったほうが精神衛生上も良いと思います。
売却するときの手間は郵送などで解決できます
次は売却の場合です。
売却するときに、売主様にやっていただくことは、
・ 不動産業者へ売却の相談、査定書を参考に価格設定
・ 買主との契約手続き
・ 本人確認のための司法書士との手続き
・ 本体代金の入金確認
ざっくり説明すると、以上の4つになります。
売却するときに手間だと感じる部分は、遠方にお住まいの所有者様が、売却の相談や手続きのために新潟までいらっしゃることなのではないでしょうか?
こちらは全て郵送で対応することで、手間を減らすことができます。
不動産業者への売却の相談や査定書の受け取りも、電話やメール(LINE)・郵送で行うことができますし、契約書類への署名・捺印も郵送で対応できます。
司法書士の手続きも「本人限定受取郵便」という郵便局のサービスを利用して対応することができます。
(ただし、対面での本人確認とは違い、諸経費分の費用負担があります。また、売主様がご高齢の場合、認知症などの疑いがあるため、司法書士事務所によっては断られることもあります)
こうなると、売主様にやってもらうことはほとんどありません。
自宅で書類への署名・捺印や、市役所へ印鑑証明書などの必要書類を取りに行ってもらう程度です。
ただ、私としては、一度もお会いしたことがない売主様と、お取引をすることに若干の不安はあります。多分、ほとんどの売主様も不動産業者も、そうだと思います。
大きな金額が動くお取引です。
できれば、はじめの売却のご相談だけでも、ご実家の様子を確認するついでに、不動産業者へ直接訪問したほうが良いと思います。