まずは、賃貸の場合です。
賃貸するときにかかる費用は、こちらの3つです。
賃貸するときにかかる諸経費
・ 修繕費用
・ 管理委託料(管理を不動産業者へ委託する場合だけかかります)
・ 広告費(貸主と不動産業者の間でお互いに合意した場合のみ)
修繕費用
修繕費用は室内のリフォーム費用です。
先にお伝えしたように(p.17参照)(※不要)修繕費用には、
① 賃貸物件として募集をする前の修繕費用
② 入居中の設備の故障などに伴う修繕費用
③ 退去後の修繕費用
この3種類があります。
それぞれ、どのように利用されていたかで、金額が変わります。
管理委託料
管理委託料は、不動産業者へ入居中の管理をお願いするときにかかる経費です。
管理委託料を支払うことで、貸主に代わって不動産業者が、入居中の滞納賃料の督促・入居者からのクレーム対応をやってくれます。
管理委託料の相場は、賃料の5%前後です。
賃料60,000円の物件の管理委託料は、3,000円前後(税別)です。
広告料
広告料とは、貸主様から成約時にいただく報酬です。
賃貸物件を成約したときにいただく仲介手数料は、借りるお客様からいただくのが一般的なのですが、広告料は貸主様からいただく報酬です。
以前は、不動産業界内でも貸主様から報酬をもらうということはなかったようなのですが、現在では無数の不動産業者があり、お客さんが分散した分だけ各社の利益も分散してしまいました。
利益を穴埋めして確保するために、貸主様から広告料という名目で報酬をもらうようになったようです。
ただし、この広告料は、必ず不動産業者に支払わなくてはいけないものではありません。あくまでも事前にお互いに了解をした場合にのみ、支払うものです。
前もって約束した場合だけ支払うようにしましょう。
広告料の相場は、地域によって違いますが、首都圏などでは、賃料の2か月分、私のいる新潟市では、賃料の1か月分、が相場になっています。